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可愛い?不気味?SNSから見るハロウィンスイーツに対する日本と海外のイメージの違い

秋のイベントとしてここ数年で一気に根付いた「ハロウィン」。
もともとは秋の収穫を祝い悪霊を追い出す行事だったようですが、時間が経つとともに宗教的な意味は薄れ、今ではアメリカなどを中心に、楽しいお祭りとして親しまれています。

そんなハロウィンですが、皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか?
くりぬかれたかぼちゃ、可愛い飾り、お化けに扮した子供が練り歩きお菓子をねだる光景、近年話題になっている渋谷などでの仮装・・・今回はそんな中でも、見た目も味も抜群な「ハロウィンのスイーツ」に焦点を当て、日本と海外とでSNS上での盛り上がりにどのような違いが見られるかを調べていきたいと思います。

日本の「ハロウィン」は長い?

まず、2016年の10月中旬から11月中旬までの「ハロウィン」「スイーツ」の発言数を比較してみましょう。
調査の対象とした言語は日本語・英語・中国語、また対象となるソーシャルメディアは、主にTwitter・Facebook・ブログ・質問サイトとしました。
※Twitterの件数は過去件数の10%をサンプリングとして収集しています。

2016年の10月中旬から11月中旬までの「ハロウィン」「スイーツ」の発言数

発言数の量は日本語が一番多く、続いて英語、中国語となりました。
また、3つの言語すべてで(これは当然といえば当然ですが)、10月31日のハロウィン当日に大幅に発言数が伸びています。
その後11月に入ると発言数は大幅に減り、ピークが過ぎたことがよくわかります。

英語での発言数は、日本語と比較して前日までは少なく、31日になると急激に伸びています。
日本では数週間前から街の装飾などが「ハロウィン仕様」になっていきますが、そのように早い段階から長く大きく盛り上がるのは、日本の特徴と言えそうです。

ハロウィンスイーツに何を思う?

次に、同じ期間に、ハロウィンのスイーツに関してどのような発言がされているのか、内容を調べてみました。
以下の表1・表2は、「ハロウィン」「スイーツ」と同時に発言されていた単語(頻出語)からいくつかをピックアップしたものです。
英語・中国語については日本語に翻訳した結果となるため、実際の言葉やニュアンスとは若干異なる場合がありますがご了承ください。

まず表1は「食べ物」に関する単語(頻出語)です。

「食べ物」に関する単語(頻出語)

食べ物についての頻出語には、どの言語でも「ケーキ」「チョコレート」は挙がりました。
お国を問わず、スイーツといえばやはり定番はこの2つなんですね。

そうした中で、日本と海外で違いが見られた点は「キャンディ」の有無です。
「キャンディ」は英語・中国語ではどちらも頻出単語として見られますが、日本語にはありませんでした。
逆に「クッキー」などは日本のみで見られた傾向です。

続いて以下の表2では、「食べ物以外」でよく見られた単語(頻出語)をいくつかピックアップしました。

「食べ物以外」に関する単語(頻出語)

日本語・中国語では「可愛い」という単語が見られましたが、対して英語では「不気味な」という表現が見られます。
また、日本の頻出語には「幽霊」や「夜」といった怖いイメージの単語も見られませんでした。
ハロウィンに関しては、日本ではどちらかというと「可愛いもの」というイメージが強いのかもしれません。

もう一点、「コンビニ」という単語も日本語のみで見られました。
近年コンビニスイーツがとても進歩しており、確かに各社とも、ハロウィン向けのコンビニスイーツにも力を入れています。

それではここからは具体的に発言を見てみましょう。
まずは日本語で発言された「可愛い」発言です。

ハロウィン当日(厳密には30日の深夜ですが)のツイートです。
ハロウィンらしくかぼちゃをくりぬいた顔があったりお化けがいたり、確かに見た目が「可愛い」スイーツですね。
味についての感想はこのツイートには見られませんが、見た目が可愛いだけで疲れも癒される気がします。

続いては英語で発言された「不気味」なスイーツを見てみましょう。

「不気味な」スイーツ
“Halloween Sweet Treats”/Scarf Boys
http://scarfboys.blogspot.jp/2016/10/halloween-sweet-treats.html
(画像はリンク先を抜粋したスクリーンショットです)

友人とパーティをし、3つの不気味なスイーツを作ったことが書かれたブログ記事です。
目玉のスイーツはインパクト抜群で、食べることを少し躊躇しそうなくらい怖いです!
しかし、同じ「ハロウィン向けスイーツ」でも、このインパクトこそが英語圏ではハロウィンに欠かせないのかもしれませんね。

インパクトのあるハロウィンスイーツ

Scope Out Austin’s Delightful Spooky Halloween Treats/EATER AUSTIN
https://austin.eater.com/2016/10/28/13459506/best-halloween-treats-austin
(画像はリンク先を抜粋したスクリーンショットです)

もうひとつ、こちらのサイトではハロウィンにちなんだお菓子やパンを紹介しています。
こちらのケーキは顔が付いていて、これは不気味というよりは可愛いイメージも持ちますが、やはりインパクトは大きいですね!

やっぱりポイントは「写真映え?」

今回の調査結果をまとめると、

  • 10月中旬からハロウィンスイーツについて大きく盛り上がっているのは日本
  • 「キャンディ」は日本であまり話題にならない
  • 英語・中国語では「幽霊」「夜」といった怖いイメージについても言及されるが、日本語ではあまり見られない
  • 日本ではハロウィンスイーツに「可愛さ」と、英語圏では「不気味さ(インパクト)」を求める傾向にある

といったことがSNSでの発言からわかりました。

海外でのハロウィンは、元の「悪霊を追い払う儀式」にふさわしく、怖いことやインパクトが重視されている傾向にありますが、日本でのハロウィンは「可愛い」こと、つまり見た目が華やかなことに重点を置かれて発展したと言えます。
デパートなどで見るハロウィンの飾りも、そういえば可愛らしいものばかりです。

しかし、もうひとつ重要なポイントがあります。
それは、「写真映え」です。
ここ最近、海外・国内問わず、流行するスイーツには「写真映え」することが求められています。上で見たように、ハロウィンスイーツはその顕著な例と言えるのではないでしょうか(そのため、日本ではキャンディはハロウィンスイーツとしての発言数が少ないのではないでしょうか)。

もちろん「可愛い」ことも写真映えする要素の一つですが、日本でも、英語圏の怖いスイーツを見習ってこれまでとは一味違った「ハロウィンスイーツ」に挑戦してみると、また別の盛り上がりが見られるかもしれませんね。

気になる最新の「ハロウィンスイーツ」についてはこちらから実際のクチコミを確認できます!
是非合わせてご覧ください。

今回は「ハロウィンスイーツ」に焦点を当てて調査を行いました。
ハロウィンは、もはや食品業界はもちろん、いろんな業種で商売のチャンスとなるイベントです。
こうしたイベントは、冬にかけてはクリスマス、正月、バレンタインなど目白押しとなります。

商品戦略を立てるためのヒントとして、SNSの声を聞き、日本と海外との比較を行ってみてはいかがでしょうか?


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