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クチコミからお花見を分析!

お花見シーズンは、メディアで開花予想や満開予報、おすすめスポット等が取り上げられることが多く、毎年大きな盛り上がりを見せていますね。家族や友人、仕事仲間とお花見を予定している人も多いのではないでしょうか。今回は、「お花見」に関するクチコミから、近年のお花見事情について探っていきたいと思います。

天気とクチコミ数の変化に関係はあるのか?

天気の良い日は、お花見をする人が多く、クチコミ数も多いと推測できます。2017年3月~4月の「花見」に関するクチコミ数を気象庁の「2017年3月の東京の気象データ[降水量]」、「2017年4月の東京の気象データ[降水量]」と掛け合わせて見てみましょう。

2017年3月~4月の「花見」に関するクチコミ数と東京の降水量推移を表したグラフが図1です。グラフ中に「2017年のさくらの開花日」と「2017年のさくらの満開日」を赤い点線で表しています。

図1:「花見」に関するクチコミ数・東京の降水量推移(2017年)

このグラフから、開花日の2017年3月21日を起点として、クチコミ数が徐々に増加していることが分かります。満開日の2017年4月2日以降、降水量が下がる(天気が良い)とクチコミ数も増加している様子が見て取れ、降水量(天気)とクチコミ数の増減の仕方には関係がありそうです。期間中、クチコミ数が最も多かったのは2017年4月9日で、約21万件のクチコミ投稿がありました。

もう1年遡って、2016年も同じように見てみましょう。図2は、2016年の「花見」に関するクチコミ数と東京の降水量推移を表したものです。参考にしたのは「2016年3月の東京の気象データ[降水量]」と「2016年4月の東京の気象データ[降水量]」です。「2016年のさくらの開花日」と「2016年のさくらの満開日」は赤い点線で表しています。

図2:「花見」に関するクチコミ数・東京の降水量推移(2016年)

2017年と同様、開花日の2016年3月21日から満開日の2016年3月31日にかけて、クチコミ数が徐々に増加しています。また、降水量の上下(天気)に伴ってクチコミ数が増減する傾向にある点も、2017年と同じであると言えます。2016年に最もクチコミ数が多かったのは4月2日で、投稿された件数は約40万件に上り、2017年の倍近くのクチコミがありました。

上記の結果から、桜の開花~満開以降、天気が良いと「花見」に関するクチコミ数も増加する傾向にあることが分かります。

クチコミ数が最も多い日に隠された傾向とは?

「花見」に関するクチコミ数が最も多かった2016年4月2日、2017年4月9日にはある共通点があることにお気づきでしょうか。この2日間は、桜の満開日を迎えた週末なのです。

クチコミには、「明日お花見に行くのが楽しみ」、「ごはんを持ってお花見に行った」等といったお花見に行くor行った人のクチコミが多く投稿されていました。

2018年の桜の満開予想は「3月26日」と言われています。前述の傾向を踏まえると、2018年は3月31日(土曜日)および4月1日(日曜日)にお花見をする人が多く、それに伴ってクチコミ数も最高値を記録するのではないかと予想できます。

場所取りについては意見が二極化!

ここからは2017年のお花見シーズンに絞って深堀調査をしていきたいと思います。お花見をする際に重要な「場所取り」についてのクチコミを見てみましょう。以下は、2017年の満開日4月2日から1週間分の「花見」×「場所」を含むクチコミ数の推移です。データはTwitterのサンプリング数値です。

図3:「花見」×「場所」に関するクチコミ数推移(2017年)

満開を迎えた4月2日に場所取りに関するクチコミが最も多いことが分かります。どういった内容のクチコミか大枠を掴むため、クチコミをポジネガ別で表した結果が表1です。

表1:「花見」×「場所」に関するクチコミ ポジネガ分析(2017年)

ポジティブ5位・6位/ネガティブ4位・5位には、共通して天気に関する話題がランクインしており、お花見の場所取りをする際に天気を気にする人が多い様子が伺えます。

実際のクチコミには、写真を添えて場所取りをしたことを報告している人の発言が見られました。その一方で、「花見は場所取りが億劫」等といった花見にあまり積極的ではない発言もありました。ネガティブ1位に「人混み-苦手だ」がランクインしていることからも、人混みが嫌いな人は花見を避ける傾向にあると言えるでしょう。

まとめ

お花見についての調査、いかがでしたでしょうか?クチコミデータに他のデータを掛け合わせることで、クチコミからだけでは分からない、新たな発見のチャンスがあります。また、定期的なイベントごとは、同じ期間に絞ってクチコミ分析を実施することで、相違点を明らかにすることも可能です。この調査を「販促キャンペーン・イベント」×「商品の売上」に置き換えて実施することにより、プロモーション効果分析にもお役立ていただけます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回ご紹介した調査手法はほんの一部です。その他の調査につきましても、お気軽にお問合せください!

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